テレワークに励むビジネスワーカーにとって、場所の選定はビジネスの質に影響するといっても過言ではありません。テレワークに従事する場所は住まいや環境により人それぞれだと思いますが、どのような場所が自分にとってのテレワークに最適なのか、またそもそもどんな場所があるのかもよくわかっていない、ということもあるかもしれません。
今回は東京都内におけるテレワークに適した場所を5つピックアップしてご紹介し、それぞれの特徴やメリット・デメリットを見てきます。自分に最適なテレワーク環境選定の参考になれば幸いです。
テレワークによく利用される環境5選
テレワークの仕事場としてよく利用されるものには
①自宅
②賃貸マンション
③カフェ
④シェアオフィス
⑤レンタルオフィス
といったものがあります。それぞれの内容や特徴について詳しく見ていきましょう。
①自宅
メリット
・お金がかからない
・移動時間が発生しない
・いつでも仕事が行える
デメリット
・家族がいると集中するのが難しい
・誘惑グッズがいっぱい
会社勤めの方だけでなく、起業された方や個人事業主の方に一番利用されるテレワーク環境は「自宅」。
自宅のメリットはとにかくお金をかけることなく仕事が行えることです。普段生活する慣れ親しんだ場所で、自宅にある通信環境・備品を活用するだけですので、新たに何かを用意する必要はありません。雨の日など外に行くのがためらわれるような場合でも、自宅であればいつもと変わらず作業が行えるので憂鬱になるようなこともないでしょう。
とはいえ、自宅の場合にもデメリットが存在します。
まず、家族と一緒に住んでいる方の場合には家族の存在が気になって集中できにくいこと。特に小さなお子様がいる場合には仕事を中断する回数もおのずと増えるでしょうし、自室がない方であれば同居している方に気を使わなければならないといったことがあるかもしれません。
また自宅の場合、自分の趣味のグッズに囲まれて生活している方も多いと思いますが、ちょっと休憩するつもりがマンガや動画に没頭してしまったり、ベッドにゴロンと寝ころんだまま気づいたら夜になってしまった、なんてことも。
仕事のオンオフの切り分けができるタイプの方でないと自宅での作業は難しいという声をよく聞きますので、自宅でのテレワークは自分との闘いである、という認識は必要といえるでしょう。
②賃貸マンション
メリット
・誰にも邪魔されずに仕事ができる
・安定した仕事場所の確保
デメリット
・コストが高め
・通いが発生する
「賃貸マンション」は、自宅とは別に借りるマンション型スペースを指します。ここではマンスリーマンションやウィークリーマンションといった短期的なマンションも含めてお話しますが、普段自分で家を借りるように別途仕事用にマンション契約を行うのがこのケースです。
賃貸マンションであれば、カフェなどのような誰でも利用できるスペースと違って自分や自分に関係する人物以外が利用することはないため、誰にも邪魔されることなくテレワークが出来る点で非常に利便性が高いと言えます。また、自宅同様固定の仕事環境を手にすることができるため、ころころ場所が変わったり席の確保に悩まされたりするようなことがありません。
その一方でイニシャルコストおよびランニングコストが高くついてしまうこと、気に入った物件が必ずしも通いやすいところにないため、通いが発生する点を考慮しなければならない点等がデメリットとなります。
③カフェ
メリット
・安い金額で利用可能
・ネット環境(Free Wi-Fi)が充実しているところが多い
・気軽に利用できる
デメリット
・話し声や雑音があり集中しにくい
・セキュリティ面に問題がある
・長時間利用が難しい
自宅の近所にある「カフェ(またはファミレス)」といった場所での仕事もテレワークには非常に人気スポット。予約や契約といった必要がなく、1回300円~500円程度の金額を払えば気軽に利用できるというメリットがあります。
最近ではほとんどのカフェでFree Wi-Fiが設置されているため、パソコン仕事をするのにも適した環境ともいえますが、やはり自分以外の利用者が多数いることから「話し声がうるさくて仕事ができない」「ネット接続が多いこともあってWi-Fiが不安定」「情報漏洩の心配」さらには「長期パソコン利用の禁止をするカフェもある」など、デメリットが多いのも特徴です。
短期的・スポット的な仕事にはカフェ利用は向いていますが、長期にわたり利用を続けるとなると「毎回同じ店舗に入れるとは限らない」「コンセント利用できるかどうかは状況による」といった運要素が絡んでくるなど、ストレスを感じることがあることも覚悟しなければなりません。
④シェアオフィス
メリット
・レンタルオフィスに比べると割安
・ビジネスする人しか利用しない
・他との交流が行える
・オフィス備品の準備は不要
デメリット
・個室でなくフリーアドレスが基本(個室が別途あるところも)
・セキュリティ面に不安あり
・カフェ同様、静かな環境ではない
レンタルオフィスに似たオフィス形態に「シェアオフィス」がありますが、このシェアオフィスはレンタルオフィスに比べて利用料金も安く、テレワークに利用しやすい環境の一つとなっています。
シェアオフィスはフリーアドレス(利用する席が定まっておらず、利用時に空いている場所を使う)が基本で、スペースが広い施設だといくつか個室スペースを持っているところもあり、用途によって使い分けることもできたりします。
名前に「オフィス」という言葉が入っていることからも、オフィスとして利用できるだけの設備は一通り備わっており、Wi-Fiはもちろん、コピー機やFAXが備わっているところがほとんどです。
利用料金は1時間いくらという料金形態のところもあれば、月額固定で何度でもいくらでも利用できるタイプのところもありますので、予算によって利用時間を調整することもできます。
デメリットがあるとすれば、カフェなどと同様に不特定多数が利用する環境ですので、静かな環境ではない点や席に空きがなければ利用ができない(待たなければならない)、といったことが起こったりします。
⑤レンタルオフィス
メリット
・個室利用といった誰にも邪魔されない環境で仕事ができる
・オフィス備品の準備は不要
・法人登記可能なところも
・セキュリティやプライバシーは保たれる
デメリット
・契約が必要(基本的にスポット利用は不可)
・カフェやシェアオフィスと比べると割高
・施設によって設備がまちまちなのでしっかり調べてから契約しないと失敗する
・オプションが積み重なり想定以上のコストがかかる場合も
「レンタルオフィス」を使ったテレワークは意識の高いビジネスワーカーを中心に行われており、多少コストがかかっても静かで快適な環境にて仕事ができることもあって昨今非常に人気です。
一般的にレンタルオフィスはコストも高いイメージがありますが、賃貸オフィスと比べると格段に安いですし、最近はスモールビジネス用の1~2人で利用できるコンパクトサイズも増えています。仕事に必要な机や椅子も備え付けられており、備品類も大半のものが準備されているなど、用意するものは自身のパソコンだけで十分!というところがほとんどです。
一人会社や個人事業主などの拠点として利用できるレンタルオフィスも多く、最近は「法人登記可能」とうたっているレンタルオフィスも目立ちます。
レンタルオフィス利用においてデメリットがあるとすれば、やはり固定でかかるコスト面でしょう。自宅やカフェで仕事をするのと比べるとどうしても費用がかかってしまいますので、躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、レンタルオフィスの中には月額固定型のタイプ以外にも「1時間〇〇円」といったような時間貸しタイプのものもありますので、コスト面に不安があるのであればそちらのタイプを利用してもいいでしょう。
結局どのような場所がテレワークに向いているのか?
以上五つの場所についての特徴やメリット・デメリットについて見てきましたが、結論としてテレワークするにはどの場所がベストなのか?が一番知りたいポイントと思います。
この記事内でテレワークに適した場所を挙げるとすれば「賃貸マンション」か「月額固定型レンタルオフィス」ということになります。理由としては、テレワークの作業効率を高めるのに一番必要なものは「静かな環境」であることはゆるぎない事実だからです。
しかしながら賃貸マンションは選定から契約に時間がかかったり、いざ退去するにあたって原状復帰など面倒なことも多いのが事実。また月額固定型レンタルオフィスは、準備や手続きにはそれほど時間がかからないものの、費用が高くなってしまいがちです。
そこでおすすめなのが、レンタルオフィスの項目でご紹介した時間貸しタイプのレンタルオフィス。時間貸しタイプであれば、コスト面でかなりセーブできますし、個室利用・オフィス備品完備で仕事環境としては申し分なし。
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- 契約後即日利用可能
- 1か月単位での利用
など、コスト面・契約面でも大きな負担や縛りがなく、気軽に利用できるレンタルオフィスなのです。リーズナブルだからといってサービスに抜かりはありません。常時10名の秘書が会員企業をサポート、高いおもてなしを提供してくれます。
もし現在のテレワーク環境に不満があるのなら「銀座ビジネスセンター」利用を検討してみるとよいでしょう。
レンタルオフィス銀座ビジネスセンター | |
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形態 | レンタルオフィス、バーチャルオフィス |
料金 | 月額11,000円(税込)~ |
拠点 | 銀座 |
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